2007-01-01から1年間の記事一覧
小さい頃はこんな風だった、というたぐいの話によく出てくるような気がする けれど、幼稚園にあがるぐらいの頃、僕は鉄道がすごく好きで東海道本線の駅の 名前を東京から大阪まで全部暗記していたそうだ(母の話によれば)。 自分ではまったく記憶がないのだ…
大変、面白い本である。 とともに、微妙な感情を抱かずにはおれない本。 しかし、この「微妙な感情」を持つかどうかは人それぞれだろう。リチャード・ファインマンはノーベル物理学賞を受賞したアメリカの著名な物理学者 である。彼のノーベル賞は量子電磁力…
フィンランドから帰ってきて記事をアップして約1週間。 書きたいことが何も出てこない。 枯渇している、という感じだ。どうしても何かを書きたい、と思うときは内的な圧力がある時だ。 自分の内にとどめておけない内発的な圧力があれば、文章は自然に出てく…
フィンランド最終日、空港に向かう前にテンペリアウキオ教会に行った。 観光客の誰もが行く岩をくりぬいて作った有名な教会。 自然光をいっぱい取り入れた美しい簡素な教会。聖堂の中からピアノの音がする。 奏でられていたのはシューベルトの遺作のソナタ21…
毎夜毎夜パーティが続いてホテルへの帰着は真夜中過ぎ。 さすがに胃腸がやられ気味です。 帰国したらすぐに健康診断なのに大丈夫だろうか。 フィンランド料理はとても美味しいです。 柔らかく非常に繊維の細かいトナカイの肉、キャビア、そしてサーモンに 新…
フィンランド・ヘルシンキに来ています。 こちらは気温20℃少々で天気も良くとても過ごしやすくて快適です。 ドイツでも日が長かったけれど、こちらはさらに長いです。 夜10時過ぎでもまだ外は明るいのです。ヘルシンキについては、僕には何故か「黄色い…
ドイツ・デュッセルドルフに無事到着しました。 当地の気候は完全に狂っていて、到着した日は気温27℃で暑いな、と思って いたのですが翌日はカンカン照りになり、最高気温は35℃まで上がりました。 そして今日は激しい雨も降り、気温20℃。 すごい寒暖の…
今度の木曜日からまた海外出張です。 こんどはドイツとフィンランドへ行きます。 ドイツはデュッセルドルフで3泊、それからフィンランドのヘルシンキに移って 4泊、再来週の金曜朝の帰着です。デュッセルドルフはある時期、本当に頻繁に出張した街です。 …
農林水産大臣が自殺した。 大臣としての責任云々、のことは取りあえずここでは置く。 ここでは「何が彼に死を選ばせたのか」について書きたい。彼に死を選ばせたのは「疑惑」でもなければ「周囲のプレッシャー」でもない。 彼は、彼自身の心に殺されたのだ。…
科学において、例えば複雑系科学でも量子力学でも、粒子のアンサンブル(集合) 全体の挙動については確率論的決定論を語るしかない、という面がある。 確率論的決定論においては、アンサンブルの平均を取ることによって個々の粒子 の挙動、事象の特異性は埋…
茂木健一郎のブログにアップされている彼の講義をあれこれiPodで聴いている。 この人の話はとにかく知的刺激に充ち満ちているのだが、一番最近アップされた 5月7日の東京芸大での美術解剖学の講義『批評はいつ美になるのか』は 最後の15分間が非常に面白…
先日、神経経済学についてネットであれこれ調べていたら、偶然面白い資料に 出くわした。大阪大学 社会経済研究所教授の筒井義郎という人の講演での資料で 「なぜあなたは幸福なのか?」 と題された、パワーポイントをPDF化した資料だ。この資料では、人…
あづみさんの記事を読んだところ、最近考えていたこととリンクしていたので、 勝手ながらトラックバックさせていただきました。対人コミュニケーションにおいては「いつも誰かとつながっていることが割と 平気な人」と「どちらかというと離れたがる人」がい…
最近、茂木健一郎がブログにアップしている講演などの音源をiPodで聴いている のだけれど、この講演では青山二郎を取り上げて面白いことを言っていた。 青山二郎というと「骨董」なわけだが、茂木は、青山二郎にとっての骨董は、 マルセル・デュシャンにとっ…
「awayさんは読書家ですね」と言われてびっくりした。 どこかで筒井康隆も同じ事を書いていたと記憶するが、僕にとっての「読書家」 の定義は、自宅に数万冊の蔵書を持っていて、なおかつ毎月数十冊の本を買って 読み続けている人であるからだ。 そういう意…
「最近、難しい顔をしているね」と奥さんが言った。 自分ではそれは気づいている。 鏡に映る自分の顔はひどく難しい顔をしている。 眉間にも深いしわが走っている。いかんなぁ、と思う。 僕だってもっと明るい晴れ晴れした顔をしたいのだ。 しかし、いろいろ…
自分自身で書いた過去記事を読み直す、というのは結構照れくさいものではあるが それでも、僕は時々そういうことをする。そして、そのたびに思うのは「自分は 揺れているなぁ」ということだ。 大きな部分は変わることはないけれども、それでもある時にはぴっ…
ヘーゲルの『歴史哲学講義』を読んでいるのだけれど、下巻に入って内容が非常に 面白くなってきた。その中に自分自身の身に引き写して、なるほどと思える部分が あったのでここに書いておきたい。古代ギリシャの都市国家アテネがどうして繁栄から没落の道を…
今日で上海での仕事の日程を終わった。 明日の朝、帰国する。 いやはや長かった。 先月のドイツ出張よりもはるかに。毎日中華料理を食べていると(さほど油っこくないように感じられても)だんだん おなかの『底が上がって』くる。 少しずつ少しずつ疲れと共…
今回上海に来て痛感していることの一つに「言葉ができないことの辛さ」がある。 思えば最近はずっと、言葉が通じる国ばかりに出張していた。 アメリカ、イギリスはもとよりドイツにしたって、今の若い世代のほとんどは英語を 喋る。しかし、中国ではそうはい…
ということで上海にやってきた。 ネットへの接続は危惧していたが、恐ろしく速度が遅い、ということを別にすれば ホテルの部屋からつなげることができたので夕食までの時間を利用してこうやって アップできている。当地は気温は日本より低く今日は13℃。 曇…
日曜日の夕方から上海に出張するのにいっこうに気持ちが乗らない。 ガイドブックも買ってみたが、開く気にもならないのだ。今日、本屋で上海関係の本を探してみたけれどあるようで意外とない。 面白い本でもあれば読むことで気持ちを乗せることができるのだ…
僕はスポーツ選手の考え方や言っていることに常々興味を持っているのだけれど 今週の雑誌「Number」の記事は面白かった。【引用始まり】 --- しかし、鈴木一朗がイチローを支配下に置いた今、楽して成し遂げる天才 のイメージを今のイチローに演出したいとい…
あまりにも、あまりにも膨大な量の水。 これが本当に川なのか? 僕は度肝を抜かれてただ立ち尽くしていた。もう15年も前になるだろうか、僕は初めて中国に出張した。 当時、製鉄会社の人達と共に上海、北京、大連、哈爾浜などの都市を巡ったのだけれど、 …
最近お気に入りを二つあげてみたいと思います。1)とらやの羊羹「阿波の風」 とらやではいろいろな羊羹を売っていますけれど、最近はもっぱらこの「阿波の風」 を買っています。和三盆の優しい甘みがなんとも言えずお気に入りです。 昨日もホワイトデーのお…
出張から帰って3日が経った。 時差ボケもほぼ問題なく、日常的な日々が流れはじめている。 今回、ドイツ語を少し勉強してからドイツ出張をしたのだけれど、残念ながら ドイツで話したのはたった一度、それもタクシーの運転手氏とだった。運転手「どこから来…
一週間のドイツ出張も今日で終わった。 明日、帰国の途につく。 昔は3週間の海外出張でも気力で持たせることができたけれど、もうそれは とうてい無理だ。1週間でも十分疲れている。 これが歳を取るということなのだと思う。 写真はいくつかPhoto Albumに…
昨夜、ヴィースバーデンのホテルに入ったが、中央駅から遠く離れていてタクシー 以外駅に出る方法がない。ホテルの周りは閑静な住宅街で車を持っていない人は 黙って缶詰になっているしかない、という場所だ。 今回は他にホテルがとれなかったのだから仕方が…
昨夜、自宅を出てからまる一日かかってドイツの宿に入った。 日本とかわらない春のような陽気で、ドイツは多少なりとも寒いと思っていた僕は 勘が狂ってしまう。特別なアクシデントはなかったけれど(取引先の人へ免税店で買ったおみやげの 日本酒がドイツ国…
日曜日からまる一週間、ドイツ出張。 なんだかばたばたしていたら、もう出発が明後日になってしまった。 さっき、スーツケースに入れる荷物をチェックしていたところだ。ドイツに行くのは4年ぶりだろうか? ずいぶん久しぶりの気がする。 日曜の朝に出てフ…