風の歌が聞こえますか

僕に聞こえてくる風の歌を綴ります。

2005-06-01から1ヶ月間の記事一覧

沖縄紀行(1)−石の文明−

いい天気の土曜日の旅立ち。 ジャンボジェットの座席番号1に初めて座る。 一番前は一人席なので、隣に気を使う必要がなくてとてもいい。 ANAの機内食は非常に美味しかった。これまで食べたあらゆる機内食でもベストといっていい。あいにく那覇は曇りで、今…

無償の愛?

この記事は葵さんの記事「無償の愛 支配の愛」からのトラックバックです。 この記事で葵さんは、無償の愛は見返りを期待しないが そのまま支配の愛へ移項する可能性があるってことじゃ。対象に無償の愛を注ぎ続けながら 常に自分のコントロール下に相手を置…

ミュージック・バトン

minaさんから回ってきたミュージック・バトン。 これは海外発祥で、受け取ったら答えて次の5人に回す、というところで「不幸の手紙」 を連想する人もいるかもしれないけれど、決してそういう趣旨のものではなく、たんなる ゲーム感覚でネットで広まったもの…

南国の誘惑

最近、仕事が忙しくて本を読むのがいささか億劫になっている。 帰宅しても、もうエネルギーが残っていないのだ。 で、軽い読み物をと思って池澤夏樹の「インパラは転ばない」を読んでいたら こういうくだりにぶつかった。 われわれが住んでいる温帯圏では、…

母の手紙

母から僕あてに宅急便が届いた。 開けてみると、沢山のびわとオレンジと手紙が入っていた 手紙には、自分たちは元気でやっていること、父は読書と家事で忙しいこと、自分は 仕事を相変わらず続けていてひどく忙しいことが書いてあって、さらにこういう文章 …

逃げていく街(2)

以前記事で取り上げた山田太一の「逃げていく街」。 この本、とても面白いので再び取り上げる。 この本についてはまだ書きたいし、この記事も最後ではない。 渥美清と沢村貞子の生き方(死に様)についての一節。 おふたり(渥美清と沢村貞子)の死を知り、…

沖縄

仕事の関係で海外のあちこちに出張してきたのだけれど、日本にもまだ行ったことのない 場所が沢山ある。最近は海外のここに行きたい、と思うことはあまりなくて(それでも アフリカと南極は行ったことがないので少し興味はあるけれど)、むしろ国内旅行に行…

朝の楽しみ

土日は僕が炊事をしているので、近くのスーパーマーケットに買い物に行く。 作る料理の献立を考えてメモして出かけるのだが、以前はおっくうだったこの 買い物が最近は楽しみになってきた。理由の一つに、なんでもない草花や風景を見るのが楽しくなったこと…

裏切りによってしか距離がとれないときがある。

河合隼雄の「こころの処方箋」の中の一章。 ここでは「裏切り」の意味が取り上げられている。 河合の挙げている例を紹介する。 二人の文学を志す青年が親友になる。 お互い励まし合って同人誌を出したり、小説を投稿したりしたけれどどうにも うだつがあがら…