風の歌が聞こえますか

僕に聞こえてくる風の歌を綴ります。

2007-04-01から1ヶ月間の記事一覧

本を読むこと

「awayさんは読書家ですね」と言われてびっくりした。 どこかで筒井康隆も同じ事を書いていたと記憶するが、僕にとっての「読書家」 の定義は、自宅に数万冊の蔵書を持っていて、なおかつ毎月数十冊の本を買って 読み続けている人であるからだ。 そういう意…

眉間のしわ

「最近、難しい顔をしているね」と奥さんが言った。 自分ではそれは気づいている。 鏡に映る自分の顔はひどく難しい顔をしている。 眉間にも深いしわが走っている。いかんなぁ、と思う。 僕だってもっと明るい晴れ晴れした顔をしたいのだ。 しかし、いろいろ…

複雑さを抱えて生きる

自分自身で書いた過去記事を読み直す、というのは結構照れくさいものではあるが それでも、僕は時々そういうことをする。そして、そのたびに思うのは「自分は 揺れているなぁ」ということだ。 大きな部分は変わることはないけれども、それでもある時にはぴっ…

アテネの没落に思うこと

ヘーゲルの『歴史哲学講義』を読んでいるのだけれど、下巻に入って内容が非常に 面白くなってきた。その中に自分自身の身に引き写して、なるほどと思える部分が あったのでここに書いておきたい。古代ギリシャの都市国家アテネがどうして繁栄から没落の道を…

上海出張〜3.底が上がる

今日で上海での仕事の日程を終わった。 明日の朝、帰国する。 いやはや長かった。 先月のドイツ出張よりもはるかに。毎日中華料理を食べていると(さほど油っこくないように感じられても)だんだん おなかの『底が上がって』くる。 少しずつ少しずつ疲れと共…

上海出張〜2.中国語

今回上海に来て痛感していることの一つに「言葉ができないことの辛さ」がある。 思えば最近はずっと、言葉が通じる国ばかりに出張していた。 アメリカ、イギリスはもとよりドイツにしたって、今の若い世代のほとんどは英語を 喋る。しかし、中国ではそうはい…

上海出張〜1.アジア的混沌

ということで上海にやってきた。 ネットへの接続は危惧していたが、恐ろしく速度が遅い、ということを別にすれば ホテルの部屋からつなげることができたので夕食までの時間を利用してこうやって アップできている。当地は気温は日本より低く今日は13℃。 曇…