風の歌が聞こえますか

僕に聞こえてくる風の歌を綴ります。

2015-01-01から1年間の記事一覧

凸凹で生きてゆく(改めて気づいたこと)

父関連で新たな問題が浮上し、その対策にこの土日は追われていた。 今年は本当に厄年と言ってよく、実父の危篤、義父の危篤、実父のこの問題、 と次から次へと難題が持ち上がり、その全てが解決の緒も全く見えない。 僕も、仕事以外の時間の大半を現在これら…

改めて意志のオプティミズムを

物理学者の故・戸塚洋二氏の著書「がんと闘った科学者の記録」を読んで いろいろ考えさせられるところは多かった(特に来るべき死にどう向き合い 精神を保ってゆくか、であったり、がん患者が何を知りたいと思っているか といったこと、それから、それにも関…

「進撃の巨人」:描かれた選択

「進撃の巨人」は不思議な漫画で、何度も読み返してしまう。 昨夜、会社の若手社員男女数名をご馳走したのだが、そこでもこの作品が 話題になり、某総合職女子は「巨人との戦いというより人間を描いている 漫画なんですよね」と言っていた。 そこでふと、僕…

永遠の豊穣

日記帳に書いている通り、実父の危機的状況の下、いろいろなことを考えている。 昨夜は母と長い間電話で話をして、仮にまた誤嚥性肺炎を起こしてももう気管挿管 はしないで静かに看取ることを確認し合った。 今のこの時間は本人と家族に対して神様がくれたわ…

OB会で思ったこと

先日、大学時代のサークルのOB会に行ってきた。 懐かしい顔、顔、顔。 しかしながら、率直に言って前回のOB会に比べて楽しめなかった。 何故だろう?と思ってあれこれ考えて思い当たった。 今は微妙な時期であり、その点で僕と他のひとたちに違いがあったか…

進撃の巨人

「進撃の巨人」にハマってしまった。 先日から今までに出ている単行本16冊をあっという間に読破。 コミックにハマったのは「北斗の拳」以来ではないだろうか。巷で言われているように、この作者は実に絵が下手である。 第1巻を読みだした頃、登場人物の描…

このサイトの意味

本家と言いつつこのサイトを6月、7月と放置していたが3ヶ月ぶりに記事を アップしたい。最近、ずっと自分の人生と死について考えていた。 そのあたりについて一度まとめてみたい。1ヶ月前、父が入院し手術をした。 肺炎を起こしたりして予後が危ぶまれた…

新潟・十日町へ

上越新幹線に乗り、仕事で日帰りで新潟県十日町へ。 東京からおよそ2時間半の道のりである。 出張だったのだけれど、なんだか日帰り旅行のような楽しさのある出張だった。 だからここに記録しておきたい。越後湯沢で新幹線を降り「北越急行ほくほく線」とい…

クリストフ・コッホ「意識をめぐる冒険」

ここ1年ほど、死んだら自分の意識はどうなるのか知りたいという思い にかられ、臨死体験、死後の世界、脳科学の本をあれこれと読んできた。 死ぬと僕の魂だけは別の世界(死後の世界)に飛んでゆくのか? それとも何もない無になるだけなのか?死ぬと今生の…

東京暮らし雑感

東京で暮らしていて、何度も何度も痛感すること。 それは「大阪なんて所詮大きめの地方都市にすぎない」ということだ。 東京はやっぱり日本の首都だけあって、全てがある。 恐ろしく安くてジャンクなものから、恐ろしく高級で最高の品質のものまで。 その幅…

「ルーブル美術館展」と「マグリット展」

暖かい春の日差しが降り注ぐ月曜日。 休暇を取って国立新美術館で開催されている「ルーブル美術館展」と「マグリット 展」を回ってきた。いや、計画的に2つを回ったというよりは、ルーブル美術館 展でちょっとがっかりして、口直しにと思って入った「マグリ…

思想の有用性について

ここ10年程の自分を顧みると数年おきに転職してきたようなもんだな、と思う。 それも同じ業務でもって別の会社に転職したのではなくて、まったく違う職種 の仕事に転職し続けてきた、という感覚だ。スポーツに例えると、営業管理職だった時代はチームのキ…

結婚披露宴で思ったこと

昨日は部下の結婚披露宴に出席。 社内結婚なので会社の人間が多数参列し、僕は乾杯の音頭を取った。 もっとも部下といっても新郎新婦ともこれまでほとんど口をきいたことの ない部下で、遠い別世界の出来事感がある。 披露宴に出るたびに、部下一人ひとりに…

「ふしぎな岬の物語」そして「蜩ノ記」

アメリカからの帰りの飛行機の中で二本邦画を見た。 一本は「ふしぎな岬の物語」、もう一本は「蜩ノ記」。「ふしぎな岬の物語」は吉永小百合が企画・主演した映画でモントリオール 世界映画祭で審査員特別賞グランプリを受賞したという作品。 岬の先端にある…

シカゴの休日

仕事が順調に進み昨日でシカゴでの仕事は終わり。今日は当初予定して いなかった休日となる。幸いにして昨夜9時間爆睡できたため時差ボケ も感じず、天気も快晴で、気温も氷点下2℃と暖かい。 これは外出せねばなるまい。 ホテルを出てシカゴのメインストリ…