風の歌が聞こえますか

僕に聞こえてくる風の歌を綴ります。

ライン川のほとりにて

ドイツ・デュッセルドルフに無事到着しました。
当地の気候は完全に狂っていて、到着した日は気温27℃で暑いな、と思って
いたのですが翌日はカンカン照りになり、最高気温は35℃まで上がりました。
そして今日は激しい雨も降り、気温20℃。
すごい寒暖の差にとまどっています。

デュッセルドルフは基本的にビジネスの町なのですが、アルトシュタット(旧市街)
はドイツらしい雰囲気の町で、有名なレストランが建ち並んでいます。
そしてなんといってもライン川
川幅はずいぶん狭いのですが、水深は深いらしくかなり大きな船がひっきりなしに
走っています。

ヨーロッパの夏は短いので、人々は屋外で座ることを好みます。
ライン川の堤防沿いの遊歩道には沢山のお店が屋外席を用意していて、人々は
ビール片手にラインの眺めを楽しんでいるのです。その様子は日本の飲み会とは
少し違っていて、飲んで談論風発とか騒ぐというよりは(もちろん中にはそんな
人もいるけれど)何をするでもなくじっとあるいはぼぉっと静かに座っている
人たちが多いのです。
ヨーロッパの、独特な、しかしとても良い雰囲気です。

我々は初日はシーフードレストランで、二日目はナポレオンも食事をしたという
ことで有名なドイツレストランで食事をしました。
もうずいぶん食べてしまった後ですがこんな感じの料理です。

左上が焼いたアイスバイン、下が牛肉のステーキ、 右下がソーセージ、右上が
タルタルステーキ、ビールはアルトビールというこの地方の地ビールです。
基本的にどの料理にもポテトとザワークラウト(酢キャベツ)がつきます。
見てくれが美しいとは言い難いが、質実剛健でとても美味です。
ただその量には圧倒されました。

毎晩、夜中まで飲んでいるので、この三日間何も考える暇がありません。
でも、凝っていた心が少しずつ解放されている感じがあります。
「人生を楽しむこと」に自分の心が動き出している感じがする。
だから、今回の出張はとても愉快です。
明日、フィンランドヘルシンキに発ちます。