風の歌が聞こえますか

僕に聞こえてくる風の歌を綴ります。

ヨーロッパ出張の楽しみ

9月早々、ヨーロッパ出張がある。
期間は2週間以上で、ドイツ、オーストリアデンマーク、イギリス、
アイルランドを巡る長い旅だ。僕のこれまでの出張は余裕がない仕事
中心のものが多かったけれど、今回は我儘を言って意識的に自分の楽しみ
を盛り込んだ旅程にした。
何故って?
少しぐらい楽しみがないと二週間を超える海外出張は辛いからだ。

楽しみ①
ウィーンで週末を絡めて3泊するようにセッティングした。
楽しみのひとつはウィーン美術史美術館でフェルメールの「絵画芸術」
を見ること。これは以前のフェルメール展で結局日本に来なかった大作だ。
その他にもクリムトブリューゲルなど、沢山の名作が待っているはずだ。

楽しみ②
そして、ウィーン国立歌劇場でオペラを見る。
ワーグナーさまよえるオランダ人」のS席のチケットを手配した。
もちろん高かったけれど、日本公演の半額程度だから相対的には安い。
取引先にも「その夜はどうしてもオペラを見たいから開演時間までにリリ
ースしてくれ!」と我儘を言って快諾してもらえた。
あの馬蹄形の国立歌劇場でウィーンフィルの演奏で聞くワーグナー

楽しみ③
その一週間後、ロンドンに行く。
ロンドンではナショナル・ギャラリーでフェルメールの「ヴァージナルの
前に立つ女」と「ヴァージナルの前に座る女」を見たい。
それからクィーンズ・ギャラリーで「音楽の稽古」が、もしも運良く展示
されていたら見たいし、それが無理でもケンウッド・ハウス美術館に行って
「ギターを弾く女」を見たい。
うまくすれば僕が見たフェルメールの作品数はここまでで20点まで伸びる。
もちろんこれらの美術館のみならず、テートでも素晴らしい美術作品を
楽しめるだろう。

楽しみ④
そして、ロンドンでは「シンプソンズ・イン・ザ・ストランド」でロースト・
ビーフを食べる。(同行の部下に予約するように頼んである)
銀のワゴンで運ばれる血の滴るようなロースト・ビーフを世界一の名店
で食べるのだ。

楽しみ⑤
マンチェスターでも4泊する。
このうち一泊は隠れ家的クラシックホテルだ。
残念ながらプレミアリーグの試合は日程がずれて見れなくなったが、
あの地域のヒースの丘が続く景色が僕は大好きだ。

他にも初めて訪れるアイルランド(イギリスから日帰りだけど)なんかも
楽しみではある。これくらい楽しみを作っていいはず、と勝手に思う。
出張の間中、メールで日夜問わず、追い掛け回されるのだから。