風の歌が聞こえますか

僕に聞こえてくる風の歌を綴ります。

砂時計のように

砂時計の砂のように毎日があっという間に過ぎる。
「忙しい」なんて言葉はブログに書きたくないのに、悔しいけどそんな毎日。
余裕がないのだな、と思う。今日も誰もいないオフィスで朝8時半から夕方6時
までおにぎりを食べる10分間を除いてとことん集中して仕事をこなしたけれど
まだ絶望的な量が残っていて、なおかつ、土曜日なのに僕あてのメール、ファクス
がどんどん入ってくる。
結局、昨日よりも仕事は増えた状態で今日を終えることになった。

一昨日の「プロフェッショナル・仕事の流儀」で陸上コーチの高野進氏が「心に
余裕がないと駄目だ」というようなことを言っていた。茂木健一郎氏のブログでも
「生活に”余白”を作ることが重要」と書かれていたことを思い出す。
その通りだと思う。
余裕がないと良い仕事なんてできるわけがない。
余裕がないから、ブログの記事だってロクなものが書けない(苦笑)

いつも、何かにせき立てられている。
いつも、何かを忘れてしまっているようで落ち着かず怖い。
いつも、やり残したことが気に掛かる。
そんな精神状態はとてもよろしくない。
それは時間の問題だけではない。
ギリギリで回っているから、高所大所から物事を鳥瞰したり、ゆっくり考えること
が全くできていない。
根本的な心の余裕の問題なのだ。
では、どうやったら心の余裕が生み出せるのだろう?

猛烈に忙しいのに、それでも心に余裕や余白を作れるひともいる。
そういう人達をみると、やっぱり自分には能力とエネルギーが足らないんだ、と
認識せざるを得ない。彼らは人としての総エネルギー量が多いのだ。
頭が切れる切れないとかそういう問題じゃなくて、体力、気力を含めた総合的
なエネルギーの量。
僕は、このエネルギーの絶対量が少ないし、最近枯渇していると正直思う。
これを増やす方法を知りたい。

きっと、答は「休むこと」なのだろうと思います。
でも休めない、という事実。
昨日、僕の部署の若い人が「もう正直、限界です」と呟いた。
僕は彼に何も言えなかった。