風の歌が聞こえますか

僕に聞こえてくる風の歌を綴ります。

行く道に覚悟を決めようと思う

4月から会社のマネジメントに関わるようになって生活が激変した。
日常生活での仕事のウェイトがほぼ100%近くになってしまい、読む本も仕事の本ばかり、
日頃ぼんやり考えることも仕事のこと、会社のことばかり。それに加えて夜の宴席や
パーティが激増して自分の時間も圧倒的に減ってしまった。
ブログの更新の滞りはここだけに止まらず、日常生活の備忘録である「日記帳」のほうも
やっとこさ週に一度というところ、それも天気のこと、体調のこと、仕事の多忙ぶりに
ついて書いてそれでやっとこさ、というていたらくである。
この状況をずっと嘆かわしいこと、と思っていた。
哀しい惨めなこと、と捉えていた。
でも、もうそう思うまい、と思う。
年貢の納め時、ということである。


僕はマネジメントを勉強し、マネジメントの道で生きることを覚悟しようと思う。
これまで、経営についても、マネジメントについても、僕は勉強を怠ってきた。
それは、自分がそういう事柄に関わりたいと思っていなかったし、向いているとも
思えなかったし、好きでもなかったし、興味もなかったからである。
でも、他の仕事はともかく、マネジメントについてだけは、こういう姿勢はいかん、
と思うようになった。何故なら「他人の運命がかかっているから」である。
自分一人なら良いが、他人の運命を左右する以上、僕は懸命でなければならない。
一秒一刻を惜しんで自分の能力のあたう限り最善の選択を探し続ける義務がある。
それはある意味で「ノーブリス・オブリージュ」である(「ノーブリス」という単語
には反発を覚えるが)。
「たまたまある事柄をやるべき立場に立たされた人間」には、相応の義務があるのだ。
だから愚痴愚痴言わず、全力を尽くすのみである。


この役割は永遠ではない。
いずれ試合終了のホイッスルが鳴る日が来る。
それまでは全力でプレーするのだ。
そう、何があっても諦めなかった、なでしこジャパンの選手たちのように。