風の歌が聞こえますか

僕に聞こえてくる風の歌を綴ります。

10代バトン

あつこさんから「10代バトン」を頂きましたので記事にしてみようと思います ^^

1. 10代のときまでに影響を受けたと思われる児童書
10才までということだと
「エルマーのぼうけん」「ナルニア国ものがたり」「ドリトル先生シリーズ」
「怪盗ルパン」「名探偵ホームズ」などが記憶に残っています。


2. 10代のときに影響を受けたと思われる書籍
小学校時代:
次郎物語」「モンテ・クリスト伯」「レ・ミゼラブル」などでしょうか。
特に「モンテ・クリスト伯」は自分がもしエドモン・ダンテスだったら。。
と想像しながら何度も読み返しました。
小学生の頃、コックさんになりたくて、母親が読んでいた「暮らしの手帖」を熟読
していました。「吉兆つれづればなし」「ロイヤルホテルの家庭料理」
「すてきなあなたに」などの連載も記憶に残っています(笑)

中学時代:
いろいろ読みましたが「影響」という意味では、
我が闘争アドルフ・ヒトラー著)」:
社会科学の本の原典を読んだ最初。内容はよく理解できなかったが、中学生
でも背伸びすれば大人の本を読めないことはないのだ、という勇気を与えられ
ました。

「The Warplanes of the Third Reich」:
僕は少年時代、飛行機好きだったのですが、自分でお金をはたいて買った初めての
洋書がこれです。お年玉全てが吹っ飛ぶ高価な洋書でした。
672ページの大著ですが、当時、真剣に自分で全部日本語に訳出するつもりでした。
今でも記念に持っています。

高校時代:これも「影響」で考えてみます ^^
「戦争と人間」(五味川純平著):
第二次世界大戦と日本、そしてその中で生きた個の人間の生に目を向けさせて
くれた本です。小説自体もですが、各巻末につけられた澤地久枝の手による
詳細にして膨大な注釈を読むことによって、日本がどうやって中国への侵略
戦争に踏み込んでゆくことになったのか、その詳細を知ることになりました。

第二の性」(ボーヴォワール著):
父親の本棚より抜き取ってこっそり読みました。
正直に言うと思春期の高校生らしくエッチな描写を期待して読んだのですが、
「人は女に生まれるのではない、女になるのだ」という現在のジェンダー
のベースになるその内容も衝撃的でした。もっとも散見されるエッチな描写
にも心を奪われていましたが ^^;
同様の不純な動機で「音楽(三島由紀夫)」「痴人の愛谷崎潤一郎)」
眠れる美女川端康成)」「チャタレー夫人の恋人(ローレンス)」
などもこっそり読みました。
やはりリビドーは男にとって一つのエンジンだと痛感します。

地下室の手記」(ドストエフスキー著):
理想社会の建設は絶対に不可能」と言い切るねじくれた主人公の独白は
衝撃でした。「人間の底」をかいま見た思いでした。

3. 10代のときに影響を受けたと思われる音楽
ピアノを習っていた関係で、ハイドンモーツァルトが大嫌いでした(笑)
とにかくレッスンで弾かされるのが嫌で嫌で、、、良さが分かったのは
大人になってからです。
POPSでは伊勢正三が好きでした。

4. 10代のときに影響を受けたと思われる人物
これはやはり、はじめてつきあった彼女です。
振られることになるわけですが、人生にはいくら努力してもどうしようもない
ことがある、とはじめて実感させられる事柄でした。
そういう意味で、僕に他のどんな人よりも大きな影響を与えてくれました ^^

以上です!