風の歌が聞こえますか

僕に聞こえてくる風の歌を綴ります。

血液型人間学利用法

あつこさんのサイトで紹介された「タイプ別性格診断」をやってみました。
僕は「ESTJ」だそうです。

【引用始まり】 ---
ESTJ型:人生の管理者

ESTJ型はなんでも「あるがまま」に受け止め(S型)、客観的に解釈する
(T型)。さらに、EJ型なので、自分の判断を押し付けたがる。
魚が泳ぐのは当たり前なのと同じように、ESTJ型は生まれながら管理が得意
である。(といっても必ずしもリーダーシップをとるわけではない)。
何事にも筋を通し、組織的に行動し、人付き合いがうまく、勉強もできて、いつも
適切な判断を下すので、頼りになる実務家で、仕事のできる人だと見られる。

どんな組織でも難なくトップの地位に上りつめる。その持ち前の管理能力は職場に
限らず家庭でも近所づきあいでも、さまざまなグループ活動でも発揮される。

ESTJ型は男性的だ。外向的で決断力があり、実際家で自信家なので、一家の
働き手とか保護者に向いている。
これは一般的には男性の役割とされている。

ESTJ型の女性は、自分では女らしいと思っているが、持ち前の「タフで,意思
が固く、断定的で、決断力がある」性格と、伝統的に女らしいとされる「ソフトで、
心が優しく、受身で、順応性がある」ように振舞いたいという気持ちの間で葛藤が
生じる。

ESTJ型の生活スタイルでは、家族も管理するものの一つである。
勤勉、きちんと立てた予定、功績に応じた褒美が、ESTJ型の暮らしのトレード
マークである。娯楽や余暇や自由時間も予定を立て、普段の決まりをどれほど
ちゃんと守れたかによって、もったいつけて褒美を分け与える。
【引用終わり】 ---

うーん、まぁ当たってるように感じる部分もあれば、全く当たってないように思う
部分もあれば、というところですね。
でも僕はこういうのをやるのは嫌いではありません ^^
どんな結果でも面白く思うほうです。
ただこの性格診断もそうであるように、こういうものの多くは欧米発なんですね。
このテストも質問の文章を読んでいて「アメリカの性格診断だな」と思いました。
一言言えばここで分類された部分に属さない部分にこそ、その人の本質というか
個性というか、そういう大切なものが宿っている部分なのだ、と思っています ^^

ところで、これをやっているうちに日本発祥の「血液型人間学」に思いが至り
ました。
これについて少しコメントを。

世のあちこちで血液型人間学、というのは結構信じられているようですね。
かくゆう僕も本を買って読んだりしたこともあります。
一方「血液型人間学には根拠がない」という主張は科学者を中心に展開されており、
統計学的、人類学的、医学的にその無意味さが緻密かつ論理的に検証されています。
つまり、学問的には血液型人間学にはまったく論拠がなく、そんなものを信じて
いる人間は無知蒙昧の輩、と言われてもしかたない、ようですね。
ただ、面白いもので「この人はO型だから」とか「A型だもんなぁ」と思ってしまう
ような妙に当たっているように思える瞬間は確かにあります。
心理学者に言わせるとそれは心理学的トリック、ということなのだけど実感的には
確かにある。
これは、なかなか始末が悪いです ^^;

血液型によって差別されたり、先入観を持たれたり、人によっては不愉快な思いを
したり不利な扱いを受けたりした人もあるのでしょう。血液型人間学がそういう風
に使われる時には断固として「そんなものは根拠がない!」と言い切ってしまえば
いいのです。
「科学的に無意味さは立証されている!」と。

ただし、僕は個人的に血液型人間学には利用価値がある、と思っています。
一つはバカ話のネタとしての価値、そしてもう一つは「僕が嫌いになりたくない人」
が僕に不愉快な思いをさせたときです。
つまり、嫌な思いをしても「あーあ、でも仕方ないか。コイツはB型だし、、」とか
「AB型だから割り切ってるんだろな〜。血液型のせいだろうから、ま、いっか」
とか心の中でそっと自分自身に言い聞かせる。

結構、あきらめがつきますよ、これ。
良かったら皆さんも試してみて下さい ^^