風の歌が聞こえますか

僕に聞こえてくる風の歌を綴ります。

タッチパッドのストレス

年度が変わって、会社から支給されているノートPCが新しいものになった。
今はPCはリース契約なので、一定期間使用したものは3年たつと更新になる
のだ。まだ使いはじめて3週間ほどだけれど新しいだけにスピードが速く
サクサク動く。その一方でDVDドライブまで内蔵になって重量は以前の
CD−ROMすら外付けだったノートPCよりも軽くなっている。
技術の進歩はすごいものだと感心してしまう。

会社で標準的なソフトは設定して渡してくれるので、後はどうしても自分個人
として入れておきたいソフトを入れるだけ(たとえば僕はどうしてもMS-IME
というかな漢字変換になじめず、今回も自腹でATOK2006を買ってインストール
してしまった。かな漢字変換は一番ベースになる部分だけにこの部分での
変換ストレスはどうしても我慢できない ^^;)。

でもって、新しいPCで仕事を始めてみて、いきなり巨大なストレスに遭遇した。
・・・「タッチパッド」だ。

これまで僕が会社から支給されていたPCには「トラックポイント」という
ポインティングデバイスがついていた。指で押すとぐーっとその方向に
ポインタが動くやつ。これが何より良かったのは指をキーボードのホーム
ポジションから動かさずにポインタを移動しクリックもできることだった。
ところが!

タッチパッドはそれができない。
最初、両人差し指をホームポジション(つまりFとJ)において両親指を伸ばして
ポインタを移動させ、同じく親指で左クリック、右クリックをすればいい、と
思っていた。しかし、親指はそんなに器用に動かない。おまけに人差し指を
ホームにおいた状態で左クリック、右クリックを親指でするには距離があり
すぎる(大きな手の持ち主の僕にとっても ^^;)。従って結局、ホームポジ
ションから手を外して人差し指でポインタを動かすしかないのだ。

キーボード入力をブラインドタッチしている人間にとって、ホームポジション
から手を離すことは非常に大きなストレスだ。ブラインドタッチ入力の本質
的な良さは思考の速度とほぼ同等で入力ができることなのだが、ホームポジ
ションから手を離すと思考が分断され、入力効率ががくんと落ちる。
これにはほとほと参ってしまった。

で、どうしているかというと、今はやむなく小さな光学マウスを接続して
いる。でもねぇ、出張や外出時に持ち運ぶにはマウスは邪魔なんです。
それにホームポジションに置いておけるのは左手だけだし(それでも随分
マシだけれど)
何かいい解決策はないもんでしょうかね ^^;

# ほぼ思考のスピードで入力できるけれど、僕はチャットというのは嫌いで
  実はやったことがありません。考えてみたら仕事の文書でも、ここの記事
  でもメールでも、入力してから必ず推敲しています。
  これは、自分自身でも面白いところだな、と思っています。