風の歌が聞こえますか

僕に聞こえてくる風の歌を綴ります。

あと1時間しか生きられなかったら

あつこさんが「わたしの雑記帳」の「仮定」という記事で書いておられた
内容にインスパイアされました。
(あつこさん、記事引用およびトラックバックさせていただきました。
 ご挨拶が事後になりすみません)

「もしあと1時間しか生きられないとしたらあなたは何をしますか」

先日ある番組で進行役の人が訊いていている声が耳に飛び込んできた。
訊かれているのは若いお母さんだった。
その人はしばらく考えてからこたえた。

「え〜・・・家族4人で過ごしたいと思います。」

「では、
 (残り時間があと1時間しかないとしてどんなふうに過ごすか)
 やってみてください。」

このお母さんはお嬢さん二人と一緒にケーキを焼き、ご主人を交えてお茶を
飲む。それから、

「(死ぬまで)あと10分です」の声に
「え?! じゃあ、手紙を書きます!」

書き上がった手紙には、家族への感謝の言葉と、
お正月のお雑煮の作り方が事細かに書かれていた。

僕ならどうするだろう、と考えてみた。
僕も同じく、やはり家族と一緒に過ごすだろう。
今まで楽しかったね、僕たちは仲良しだったね、いい人生だったよね、と言い
ながら過ごすに違いない。そして、家族ひとりひとりにあてて同じように手紙
を書くだろうと思う。

それから、友人たちそれぞれにも別れを告げるだろう。
ある人にはメールを書いて、ある人には電話をかけて、これまでのおつきあい
に感謝を込めて、お礼の気持ちを告げるだろう。

結局、多くの人がそうするんじゃないのかな、と思う。
そして僕の亡くなった友人もそうしていたのだ、それは彼が心からしたかった
ことだったのだ、と改めて気づく。

こうやって考えると、自分にとって何が本当に大事なのか、見えてきますね。
皆さんは、もしあと1時間しか生きられないとしたら何をしますか?