風の歌が聞こえますか

僕に聞こえてくる風の歌を綴ります。

構造改革

今、仕事が面白くてしかたない。
何が面白いか、というと既存の組織を壊して再組織化する、ということをやって
いるからだ。

僕のいる事業部は古い歴史があって、ある意味、すっかり根腐れしているような
部署だ。平均年齢も高くそれぞれの社員が個人商店化していて、組織としても
うまく機能していない。会社からも「あの事業部は」と思われるような部分も
多くあって、若くてやる気のある人たちはモチベーションをそがれるようなこと
も多い。

僕はその中で中間的な年齢に位置しているのだけれど、僕なりに今、若手のやる
気のある連中と結託して、今の事業部を刷新する計画を立てている。
つまり「構造改革」だ。
これが、ともかく、めちゃくちゃ面白い。
みんな、自分の未来のかかっている若い人たちばかりなので、意見もどんどん
出てくるし、何よりオープンな話し合いが可能なのだ。お互いの顔色を見ながら、
まぁまぁまぁ、のようないやらしさがなく、お互いの欠点、やっていないところ、
だめなところ、などをバシバシ指摘しながらの激論は痛快ですらある ^^
お陰で飲み代での出費は馬鹿になりませんが。

自分の中で、いままでにない気持ちが沸き上がっているのを感じる。
自分たちの事業部を徹底的に改革して良くしてやる、という気持ちだ。
この古い事業部を我々の手で再生させて、会社に高い評価をさせてやろうと思う。
そして、我々のやろうとしていることは、会社の望む予算数字をクリアするという
目標にも、事業部が会社から高い評価を受けるという目標にも、部員個々人の所得
(平たく言えばボーナス)を増やすという目標にも、すべてベクトルがぴったり
あっているのだ。この体育会的スッキリ感はなんともいえず爽快なのです。
オープンで、シンプルで、一直線だ。
まぁ、ゲームといえばゲームなのですが、つまらないゲームよりもずっと面白い
のです。

こういうのは「会社人間化」というのかもしれません。
しかし、もっとつまらないことにハマってしまうよりは、ずっといい、むしろ
望ましい、とも感じています。こうやって、やりがいを感じて会社に行ける
ということは幸せなのでしょうね。