風の歌が聞こえますか

僕に聞こえてくる風の歌を綴ります。

不倫に陥らないためには

この記事は再び、斉藤さんの記事「まとまらない考え」へのトラック
バックです。

さっそくまた、引用させて貰います。

しかし、ぼくの場合は実際、そう簡単には割り切れず、
やはり「不倫は恋愛ではなく家庭問題」という風に、
恋愛部分を覆ってしまう事は難しかった。
短い期間ではあったが、彼女とは確かに恋愛していたのだと思うから。

僕は、前の記事の最初の行にこう書きました
『確かに不倫(浮気)というのは「恋愛問題」であるわけだが』
勿論、不倫は『恋愛問題』でもあります。
だからこそ、非常に辛く苦しい部分があるし、割り切ることは
無理だし、覆ってしまうこともできない。
誰も、事実に蓋はできません。

僕が言いたかったことは、リアルでもバーチャルでも、不倫問題が
過剰に「恋愛問題」という側面だけで語られているのが問題だ、と
いうことです。特に、不倫から脱出したい、と願っている人たちでも、
思考が過剰に「恋愛問題」という論点に引寄せられていて、それが故
に脱出がますます困難になっているフシがある。
僕は、そういう人たちへ、何か力になりたかったのです。
(失礼ですが斉藤さんも含めて)

本多勝一という新聞記者が書いた本に「殺す側の論理」「殺される
側の論理」というのがあります。ジャーナリストを志す人には是非
一読をお薦めしたいのですが、要約すると(2冊全体の内容要約は
非常に難しいので、今回の論点に絡むところだけです ^^;)
「論理なり正義なりは一通りではない。二つの立脚点がある場合、
そのどちらにも、それなりの納得できる論理なり正義は存在する。
そのどちらもが論理的には正しい、と思われる場合、決定的に重要
なのは『結局、自分はどちらの側に立つのか?』という点だ」と
いうものです。

例えば斉藤さんの場合、
「僕は不倫を正当化したい訳ではない。そんなもの悪いに決まってる」
とおっしゃっている。ではその上で問題をどちらの観点から捉えるか。
「恋愛問題」か、「家族関係問題」か。
どちらの観点を取るほうが、問題解決の糸口になるのか、ということ
です。

「しない、したくならない。」
そのマインドコントロールの仕方、それを今、模索している。
それについて、一緒に考えてくれる人がいるのは心強い。

僕が今考えていることは、とてもとても平凡なことです。
そう、まるで「ラッセルの幸福論」のようにね(苦笑)
でもあながち、的外れでもない、と思っています。
まだちゃんとまとまりませんが、少しでもご参考になれば、と思うので
取りあえず、いくつか書きますが(笑わないでくださいね)

・奥さんとはきちんと定期的にセックスしましょう。それもおざなりでは
 なく、いろいろ工夫しながら、自分も相手も性的に心底満足できるよう
 な、いいセックスをしましょう。
・奥さんと、話す機会、接触機会を増やしましょう。
 二人きりで一緒に旅行に行って写真を撮り、いつもと違う環境でのセッ
 クスも楽しみましょう。
 愛しているよ、君は綺麗だ、と勇気を出して口に出して言いましょう。
 昔の写真を見たり、思い出話をして、当時、どんなにお互いが好きだ
 ったのかを思い出しましょう。
・同性の友人を増やし、一緒に遊ぶ機会を増やしましょう。
 同性ならではの居心地の良さ、楽しさもご存じのはず。
 交友を同性の友人中心にして、趣味、遊び、暇つぶしにハマりましょう。
・いい夫、いい人間にならないようにしましょう。
 場所を見つけて羽目をはずし、馬鹿になりましょう。
 浪費、酒、タバコ、ギャンブル、美食、おおいにやりましょう。
・対象になる異性とはできるだけ二人で会ったりしないように、接触機会
 を減らしましょう。男と女がどうにかなるなど「いとも簡単」です。
 所詮オスメスですから、ぜんぜん難しいことじゃありません。
 「男女7歳にして席を同じうせず」とはよく言ったものだと思います。
・興味をたくさんのものに広く持つように努力しましょう。
 何でもいいと思います(テレビ、映画、スポーツ、等々)。
 特定の女優や、恋愛映画や、ドラマにハマるのも有効だと思います。
 (代償行為としてね)

まぁこういうことを書くと「平凡で誰でも思いつく」「私の問題はそんな
簡単じゃない」と馬鹿にする人もいるのでしょうけれど、そんな人に限っ
て、こういうことすらできていなかったり、努力さえしていなかったり
します。

結局、魔法のような特効薬はない、と思うのです。
「恋愛」という強烈な麻薬に打ち勝つには、小さな麻薬を沢山使って、
大きな麻薬に溺れないようにする以外ないのでは?と思います。
特に、自分は意志力が弱い、と自覚している人は、異性との接触機会に
注意することが、何より大切ではないでしょうか。
一旦踏み込むと、後戻りは非常に厳しい道です。
まず、気分に流されてふらふらと迷い道に踏み込まないように、気をつ
けること。「麻薬」を打ってからどうしよう、ではなくて、打たないよう
に気をつけること、これが何より大切ではないでしょうか。

さて、僕も久しぶりにこの問題について、思い切り書きたいことを書き
ました。次回記事からは、僕が興味を持っているいろいろなことに
ついて再び「風の歌」を綴らせて貰いたいと思います。

最後に斉藤さん、負けずに頑張って下さいね!
一人の友人として、心から応援しています!