風の歌が聞こえますか

僕に聞こえてくる風の歌を綴ります。

仕事をやめれば良くなるのだろうか

これで抗不安薬を飲み始めて5週間になる。ここ4週間は比較的状態は安定
しつつあって、起床時の手足の汗や、顔のほてり以上の症状(耳閉感とか
ひどい倦怠感とか)が起きるのは週に一回程度。
薬のお陰で日常生活を送っているという状況だ。
もっとも、会社を休みたい、とか、辛くて仕事が手に付かないという状況
ではないので客観的には大した事ではないのだが、とにかく不快感はあるし
僕は仕事においては常に100%のパフォーマンスを出したい人間でもある
ので非常に気分がよろしくない。

僕の症状は「自律神経失調症」ではなく「身体表現性障害」というものに
分類されるらしい。なぜ「自律神経失調症」ではないかというと、主たる
ストレス源が特定できないからのようで、つまりは交感神経と副交感神経
のバランスが原因不明で狂っている、ということらしい。
もっとも、ストレス源が特定できていないとはいえ、ここ数年間のストレス
の積もり積もり方は、ひとつひとつのストレス源というよりもいろいろな
ものの積み重なりであることは、誰よりも自分が一番わかっている。

・今のこの役員の仕事そのものが好きではなく義務感と責任感でやっていること。
・単身赴任のしんどさ、辛さ、出張に次ぐ出張による疲れの累積
・この10年間、とにかくがむしゃらに仕事をし(義務と責任を果たし)
 ターボを思い切り効かせて全力疾走してきたこと。

このあたりが積もり積もった原因であることは想像に難くない。
薬を日に三回飲んでおり、飲酒、カフェインは禁止。
その他はいつもの生活を送って良いということだが、体調が悪い時に心の底から
楽しめるか、というと、まだ僕はそこまでうまく心の整理ができていないようだ。

昨日、心療内科でもう2週間分の薬をもらった。
「朝から体調がいいと思うときは、昼の薬を抜くチャレンジもしてみて下さい」
「症状のことを考えすぎないように。戦うのでなく付き合う感覚がいい」
「楽しいことを見つけて下さい。健康体なのだから過度に気にしないこと」
などのアドバイスと共に。